あっちゃ こっちゃ うじちゃのお話
園長: すぎもと かずひさ
宇治市や宇治市観光協会から表彰ものの歌ができた。今年の運動会テーマソング「あっちゃ こっちゃ うじちゃ」がそれである。振り付けもばっちりきまってご機嫌気分に拍車がかかる。ねらいはもちろん保育目標にも掲げている郷土愛を育むことだ。身近な人やまちを好きになる心がナショナリズムや時代を越えて広がっていくことを祈りながら子どもたちと歌い踊る。宇治市民間保育園連盟の体操として提案してみようかな。 子どもたちは音との付き合い方がとても自然で素直だ。Hana花3歳未満児運動会テーマソング「わんぱくひゃっかてん」の振り付けチェックをしていたときも音を聞きつけまわりに寄ってきてはお構いなしに踊りだす。この構えの無さが純粋に表現を楽しむ秘訣だろう。心の底から楽しむという言い方がもうふさわしくない。心身一体となって踊りを楽しんでいるから心だけを切り離せない子どもたちなのだ。素晴らしき音との一体感である。 運動会でも、日常でも、あっちゃこっちゃで弾ける子どもたち。子どもと子ども、子どもと親、親と親、そして、おじいちゃん、おばあちゃん、世代から世代へ紡がれていく人間の営みが「永遠の火の鳥・鳳凰」のイメージであろうか。みんなの元気と優しさを「宇治のまち茶碗」に入れて茶筅でシャッシャッシャッ!ちょっと一服!!「けっこうなお点前でございます」と雰囲気が言う。