「げんきがしゅんでるしゅんのまち」のお話

「げんきがしゅんでるしゅんのまち」のお話

園長: すぎもと かずひさ

今年も三室戸・Hana花保育園3歳以上児=きく・ふじ・ゆりぐみさんによる「童心の集い(3歳以上児生活・表現あそび発表会)」の時期がやってきました。幸いです。
 
「子どもらが旬ってよく言うんですよ」そんな年長児担任の一言から始まった今年のテーマづくり。
子どもたちが旬という言葉を使いこなしていると聞いてうれしさが込み上げてきました。
日々の食事や野菜の栽培、リクエストメニュー、エプロンタイム、おやつブッフェといった保育園ならでは取り組みが、身体のみならず心の栄養となって、子どもたちの日常語として根付いてきたのですから。
 
早速、担任たちは「子どもたちの旬」をテーマに「今、子どもたちが楽しんでいること」「今まで子どもたちが楽しんできたこと」について話し合いを持ちました。
 
きくぐみ年少児さんはお買いものごっこが大好き。
かばんやエプロンなどのアイテムを身につけて好みの品物を買ったり売ったり作ったり。
そんなわけで、テーマは「きくしゅん かいもの ぶーらぶら」。夏頃からあそびのいたるところに登場してきた鬼さんも登場するかもね。
 
ふじぐみ年中児さんは、お手伝いが大好き。
そのうえ、お手伝いが済んだ後の「どうや」っていう誇らしげな顔がとても愛らしいとのこと。
「人間は必要とされることを必要とする」っていうことを証明するかのようです。
危なっかしいときはおっとっと。気づかれましたか?はい!その通り!!テーマは「おっとおっと!お当番!!」だよーん。
 
ゆりぐみ年長児さんは、年間を通して自らの生活に深く関わってきました。
茶摘みからお茶会。音楽あそびから合奏。大豆栽培から味噌づくり。
はらっぱでの発見から木工あそび。やりたいこと、知りたいことのための図鑑調べ。
籾(モミ)から藁(ワラ)まで続く米づくり等々。
望ましい未来に向けて知恵を出し合い、物事を成すに必要なプロセスを分かち合い、保育園内外のさまざまな人の力を借りて、祭りさながらに世界を広げ、盛り上げてきたあそびの職人たちです。
テーマは「ゆりぐみ職人 わっしょい!しゅん!!」
 
「旬」という言葉は、今を生きる子どもたちにぴたりとはまります。
元気があふれてきます。
子どもたちの味がしゅんで何とも言えない味わいがあります。
そんなことで全体のテーマは、はい!そーれ!!「元気がしゅんでる!旬のまち!!」
 
※味がしゅんでると住んでるの掛け言葉にきづいた方に拍手!しょうもな~と思わず発した方に大拍手!!

目次