♪子ども心をブレンドするのお話

♪子ども心をブレンドするのお話

園長: すぎもと かずひさ

 何が見えるかな?お父さん、お母さんは何をしているかな?

 まずは、ご機嫌いいとき編。 あっ、来た来た、いい顔しているね、じゃお返しにニコッ。バァー、バァーって、そんな顔しながら言うたら笑けるちゅうねん!撫で撫でされると気持ちいいな。何やねん、それ、握れっちゅうんかい、手動かしたら音するやんけ。たかいたかーい、うわっ、びっくりするやないかい、でも、うれしそうな顔見てたら、楽しいなるわ。

 つづいて、しんどいとき編。 どうしたんや、今日。いつもとちがうやん、なんや気つかうわぁ。そんな顔するなって、な、こっちまでつらなるやん。おーい、泣いてんねんぞぉ、おしっこたれたし、早く来てよ、よーしもっと泣いたろ。おぉ、やっと来た、と思ったら、ドスドスドスやてー、足音からしてこわいちゅうねん、怒鳴らんといてや!

 自分の身のまわりを見る、聞く、触れる、全身でストレートに感じ続ける乳幼児期の生活。身近な人たちとのかかわりの中で、その人となりは育まれていく。いつもいつもは無理だけれど、時には、赤ちゃんになってみよう、子どもの気持ちになってみよう。子ども心をブレンドしたとき、やさしい気分になる。

目次