今月のお話– category –
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『 氷遊びの年輪 』のお話
『 氷遊びの年輪 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 豆腐大の氷がきらめいている。つややかに溶けて何とも魅惑的なフォルムである。その様子をじっと見つめていた0歳児さんが思わず手を出した。触れた途端に「アッ」と驚く。未体験の冷たさだ。手を引... -
『 愛は藍より出でて 藍より愛し 』
『 愛は藍より出でて 藍より愛し 』 理事長 すぎもと かずひさ 「藍の栽培から染料づくり、藍染まで、いのちの循環の体験学習」を年長児さんの教育活動に取り入れてから早や6年が過ぎました。当初は、子ども達が散歩で持ち帰った花や葉っぱを鍋でぐつ... -
『 はるかな世界に夢を見る 』のお話
『 はるかな世界に夢を見る 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 視界が広がる向こう。数㎝先の空。手を伸ばす。寝返ると景色が変わる。その面白さ。触りたい。届かない。身体を伸ばす。行ってみたい。憧れ、冒険への欲求。そんな思いが全身に漲り... -
「困難の中の豊かな保育」のお話
「困難の中の豊かな保育」のお話 理事長 すぎもと かずひさ 新型コロナウイルスの市中感染が広がり、感染や見通しのない不安を抱えながら、ライフラインの堅持に奔走されている方、また、経済活動の影響に多大な被害を受けている方、在宅勤務と子育て... -
『 「いきいき園」をつくろう 』のお話
『 「いきいき園」をつくろう 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 「今日も園に行きたいなぁ。だってなぁ、面白いこといっぱいあってなぁ、楽しいねん。」 すべての子どもがこんなふうに呟く園でありたい。それは主体的に遊び、活動し、自らの園生活... -
『 子どもの純情をいつまでも 』のお話
『 子どもの純情をいつまでも 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 今年も「子どもの純情」に感動し続けた一年でした。ふとしたことから興味や関心等の心情を持ち、喜びを感じるところから意欲を芽吹かせ、繰り返し楽しんで行動するうちにやがて態度と... -
『人間の発見と形成 精神の永遠性を学ぶ年明け』のお話
『人間の発見と形成 精神の永遠性を学ぶ年明け』のお話 理事長 すぎもと かずひさ ― 人間を発見し、形成しつづけねばならない ― この言葉は、空想の中から生まれたのではなく、現実生活の喜びや苦しみや悲しみなどのナマのふれあいの結果として、心に... -
『 子ども座のクリスマス 』のお話
『 子ども座のクリスマス 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 冬の日暮れは切ない。夜が昼を食べて待ち受けている。明暗が闇を一層暗くする。そんな夜に灯りをともす。灯りは自らを照らし、近くを照らす。身近な存在のかけがえのなさ、ありがたみがじ... -
『 子どもごころと秋の空 』のお話
『 子どもごころと秋の空 』のお話 理事長 すぎもと かずひさ 幅50㎝ほどの「水たまり川」に三輪車がスタックしている。前輪が水に浸かったその周辺で数名の2歳児さんが右往左往している。近づいてよく見ると困ったふうでもない。むしろ自分たちがつく... -
「つくることはいのち循環」のお話
「つくることはいのち循環」のお話 理事長 すぎもと かずひさ 何とも言えない顔つきでこっちを見ている。子どもの絵だ。渦巻くように大きく見開いた眼、叫ぶように開いた口。ユニーク過ぎて吹き出してしまう。ギザギザの歯が怖い。あの耳の大きさはどう...